渋谷の矯正歯科|渋谷歯科

よくある質問

持っていてよかった親知らず、
こんなこともあります

「親知らずが生えてきた、抜かないと!」と思っていませんか?

 

確かに、親知らずは、一番最後に作られる永久歯で、一番後ろに位置しているため、生えてくるためのスペースが足りずに、もぐったままになっていたり、斜めに生えてきたり、歯の一部だけ見えていたり、そっぽを向いて生えてきたり、とバリエーションが豊かです。

親知らずが生えてきた?

斜めに生えていて、手前の歯との間に汚れをためやすい状態であったり、親知らずの頭が手前の歯の根っこにぶつかっていたり、何回か痛くしてしまったことがあるようであれば、周囲の歯や歯肉、骨の健康を守るため、もちろん抜歯をおすすめします。

真っ直ぐ生えていても、相方にぶつかる歯がない場合、伸びだしていってしまうため、隣の歯と段差ができることで、顎の動きがスムースでなくなり、顎の関節に症状を感じるようになってしまうこともあります。そういった場合も、残念ながら抜歯を検討することがあるでしょう。

ですが、しっかりとお掃除が行き届く状態で生えていて、汚れをためないよう丁寧に手入れができているようであれば、積極的に抜歯をする必要はありません。
いうのは、「持っていてよかった親知らず」になる可能性を秘めているからです。

歯を抜いたところ、
どうにかなりませんか?

 

矯正治療を希望される患者さまに、永久歯を失ってしまったが、その分のスペースを矯正で閉じられないか?と聞かれることがあります。
状況に応じて、答えはYes・Noが変わります。

歯を抜いたところ、どうにかなりませんか?

今回はその中でも、本来矯正治療にまつわる抜歯として対象になることのない、大きな奥歯を失ってしまった場合のことをお話ししようと思います。
歯は、前歯(前から数えて1,2番目)・犬歯(3番目)・小臼歯(4,5番目)・大臼歯(6,7番目)の種類があります。親知らずは、8番目にあたり、大臼歯に分類されます。持っていない方もいらっしゃいますので、歯が揃っているねというときには、親知らずの有無は含めません。

同じ大臼歯に分類される歯を虫歯で抜くことになってしまったら、その後どうしましょう?そのまま放置というわけにはいきません。失ってしまった歯の相方が伸びだしてきてしまったり、隣の歯が倒れ込んできてしまったり、咬み合わせが崩れていく原因になってしまいます。
歯を失った場合の治療のバリエーションとしては、両隣の歯に支えを求めるブリッジ、人工歯根を埋入するインプラント、取り外しの可能な入れ歯があります。ここで、生えた親知らずをお持ちの方、ぜひ「矯正治療で歯を動かす」の選択肢も加えていただきたいのです。 大臼歯は本来2本もっているものです。そのうちの1本を失ってしまった、けれども親知らずが生えていたならば、それを利用して大臼歯が2本ある状態に戻すことはできないでしょうか。
どの方法にも一長一短があります。期間や費用、どのように治るのか、そういったことを比べて、選択していただきたいと思います。検討した上で選んだ方法であれば、納得して進められるでしょう。

親知らずを活かせるか、
考えなくてはならないこと

 

大臼歯の1本として機能させるために、親知らずを活用するには、どんな条件が揃っている必要があるのでしょうか?
まずは親知らずの形態です。頭の形や大きさ、根の長さや湾曲具合は、とてもバリエーションがあります。大臼歯と同等の大きさの頭があり、根の長さが短くないことが必要です。 次に失った歯の部分に、骨が高さも幅も十分に残っていること。骨がないところに歯を動かすことはできません。

親知らずを活かせるか、考えなくてはならないこと

問題なく活用できそう!となったら、あとはどう動かしていくかを考えます。
親知らずは、大臼歯に分類される大きな歯ですので、動かすにはしっかりと支えが必要です。

「持っていてよかった親知らず」として活用できるか、失った歯の治療の選択肢として、矯正治療も一考の価値がありそうですよね。
ぜひ一度ご相談ください。

 

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