矯正治療の検査で使うポリゴン表とは?

矯正治療を始める前に必ず踏むステップがあります。それは、検査です!
患者さんご自身に合った治療方法をオーダーメイドで提案させていただくために、しっかりと現状を把握しておく必要があるからです。

ご自身の状態をよく理解していただき、互いに同じゴールを目指してゆけるようになることが何より大切だと考えているからです。
渋谷歯科・矯正歯科では、多角的に現状を把握できるよう以下のような検査を行っています。
- ・お口の中のお写真
- ・お顔立ちのお写真
- ・歯型
- ・咬み合わせ
- ・全部の歯がうつるレントゲン
- ・横顔のレントゲン
- ・正面のレントゲン
- ・顎関節のレントゲン
これらの検査のなかで、「横顔のレントゲン」を用いて、分析を行い、その結果をまとめたものを「ポリゴン表」といいます。矯正治療を計画する上で非常に有用なものです。
●もっと知りたいポリゴン表の活用方法
矯正歯科医は、横顔のレントゲンから、上顎・下顎の位置関係や歯の傾きなどを知る上で役立つ代表的な点を用いて分析を行っています。
分析の結果は、表にまとめ、同じ年代・性別の方々の標準値を比較することで、ご自身のどこに問題点があるのかを把握していきます。

ポリゴン表では、標準値(表の赤い線です)を真ん中にして、プラス、マイナス1標準偏差(簡単にいうとばらつきのことです、表の青い線の範囲です)とったところを大まかに標準的であると考えます。
ここから大きく外れた値を、治すべきポイントとして注目していくわけです。


もちろん、数多く存在する分析方法の1つにしか過ぎませんし、させていただく検査は他にもたくさんありましたよね。
ですから、あくまで要注意の目で見て、他の検査結果と照らし合わせて総合的に判断し、最終的な提案を模索していきます。
しかし、文章で読まれていても、いまいちイメージしづらいですし、飲み込めませんよね。

そのためにも、渋谷歯科・矯正歯科では、検査のあとのお約束、「診断」のステップにはお時間をしっかりといただいています。
分かりにくいところや聞きそびれていたことなど、なんでもお気軽におたずねくださいね。