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渋谷の矯正歯科|渋谷歯科
電話でのお問い合わせ0120-461-831
アクセス | JR山手線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩3分 |
診療時間 | 9:00~13:00 / 14:00~19:00 ※2025年4月1日より診療時間変更 |
お子様がヘッドギアを使用するようになられたのでしょうか?それとも、ご自身が使用を始められるのでしょうか?初めての装置、見たことのない装置って不安ですよね。しかも、名前がすこしこわそう…。ヘッドギアってどんなもの?どんな時に使うの?の疑問にお答えします。
矯正治療では、ずいぶん昔から使用されてきた歴史のある装置です。取り外しのできる装置で、主に就寝時に一日8〜10時間以上を目指して使用していただきます。ご自宅で使用していただく装置のため、お友達に使用している子がいたとしても、目にすることはないでしょう。
そういった意味では、外にしていかない装置なので、見た目が気になったり、日常生活に支障をきたすことはありません。もちろん、使用し始めの数日は、装置をつけて寝ることに慣れなければならないため、寝苦しさを感じたり、起きたら装置が取れてしまっていたりすることはあります。
慣れてしまえば、ほぼ睡眠中に使用すればよいため、起きている間の活動に支障をきたさないということで、扱いやすさを感じられるかもしれませんね。
歯や顎を動かすに際して、お口の中に支えを求めるのではなく、お口の外、頭や首を支えにするために用いる装置です。使用している間のみ、矯正の力が加わります。なので、裏を返せば、使わないとまったく効果が得られないということ!!ここを理解していただくのが大切です。
「よし、頑張って使おう!」と思っていただくためにも、何のために使うの?をしっかりと理解していただくことが何より大事です。
主に期待する働きとしては、
・奥歯を沈める動き
・奥歯を後ろへ移動させる動き
・上の前歯を沈める動き
・上の前歯を後ろへ移動させる動き
・上顎の成長コントロール
などが挙げられます。
たとえば、こんな会話がくりひろげられるでしょう。
・成長期を利用して、出っ歯さん系統の奥歯の咬み合わせを改善したい!
→「頑張って使ったら、奥歯の咬み合わせがいい位置に移動した!歯を抜かないで治療が終えられるかもしれませんね。」
・カチンと咬むと、下の歯があまり見えない状態を改善する!
→「よく使用していただいたから、下の歯がだいぶ見えるようになってきましたね。深い咬み合わせからの脱出成功です。下顎も制限なく動かせるようになりましたね。」
・歯を抜いての治療、すき間のやり取りを思うようにコントロールしたい!など、目的は様々です。
→「奥歯の位置を整えながらすき間のやりとりが可能に!最終的な仕上がりが楽しみですね。」
どうでしょう。頑張って使ってみようという気持ちになってきましたか?
一般的なヘッドギアは、お口の中につけたままの装置と使用するときにお口の内外につける装置で構成されています。他にも、歯にひとつひとつ装置をつけ、ワイヤーを通すいわゆる矯正装置と組み合わせて使用するタイプもあります。どのタイプの装置を使用するのかは、歯や顎をどの方向に動かすことを目的としているのかによって異なります。
詳しくみていきましょう。
奥歯に取り付ける銀色の輪っかのようなもの。歯にぴったりとあったもので、痛みや怪我の原因にはなりません。場合によっては、上顎の天井を通るワイヤーで作られた装置を併用することもあります。
ヘッドキャップ(頭を支えにする場合)もしくはネックバンド(首を支えにする場合)
奥歯に取り付けた装置に通すもの。
第一大臼歯という最初に生える奥歯が生えきった頃から使用が可能です。第一大臼歯は別名、6歳臼歯と呼ばれています。その名の通り、6歳前後に生え始めます。
お口の中に付けたままにしておく装置はたいていこの歯に設置するので、6歳臼歯がしっかりと生え切って高さができたら、使用し始めることができます。お子様から成人の方まで広く使用される装置です。
・家にいる時間が少ない
・睡眠時間が短くて十分に装置が使えない
・ヘッドギアをしたまま、上手に睡眠がとれない
使わなければいけないのは分かっているけれども、どうしても使えない!そうしたらどうなってしまうの!?様々な理由思うように使えなかったり、期待していたほど効果が出なかったり、十分使用していても今一歩効果が足りなかったりすることはあります。そうしたら、咬み合わせ・歯並びはあきらめなければならないの?そんなことはありません。
代わりに用いられる装置があります。厳密的には、まったく同じ効果や働きをする装置ではありませんが、ヘッドギアの代わりに使用されることの多い装置があります。
歯科矯正用アンカースクリューと呼ばれる小さなネジ様の装置です。歯の根と根の間に設置することで、骨を支えに歯を動かすことを目的とした装置です。ただし、どのような年代の方でも使用できるものではないこと、歯の動かし方によっては向いていない場合もあります。成人の方に使用されることが多くなってきました。
一概には言えませんが、多くの場合、抜歯を伴う治療を検討することになると思います。
このように、万が一使えなかったとしても、修正する方法はあります!
いかがでしたか?ヘッドギアについてお分かりいただけたでしょうか?装置開始に際しては、何のために、何を目指して、使うのか、担当医の先生に十分説明を受け、理解してから行いましょう。
当院では、説明の時間を十分いただくことはもちろん、装置の使い方などを記載した説明用紙をご用意しております。お家に帰って、いざ使用する時に、「あれ?聞いたけれど何だったっけ?」「ちょっと確認したいな」に活用していただければと思います。