渋谷の矯正歯科|渋谷歯科

よくある質問

「歯並び・噛み合わせ」に関して

歯並びの専門家による「いい咬み合わせ」とは?

「歯並び」と「咬み合わせ」は、別の意味合いで使われているって、ご存知でしたか?一般的には同じ意味合いのニュアンスで使用されることが多いですよね。実は専門的には異なる意味合いをもちます。歯並びがいい=咬み合わせがいい、ではないのです。

患者様がよく気にされているポイント、疑問点、ご質問に対してご回答いたします。

 

※クリックすると回答が表示されます。

みなさんがいい歯並びを実感するために押さえておくべきポイント
文字通り、歯の並び方を指します。簡単に言うと、歯の整列具合です。分かりやすい例を挙げさせていただくと、八重歯や凸凹がある様子です。これらの並びは、すき間が足りなくて起こる状態ですが、反対にすき間が余ってしまっている状態も歯並びがよいとは言えません。

 

いくつかございます。具体例を何点か列挙し、ご説明いたします。

(1) エステティックライン(E-line)

エステティックライン、イーラインとも呼びます。お聞きになったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。エステティックの言葉からイメージできる通り、客観的に見て美しいと感じる横顔の指標の1つです。

もちろん、この指標だけで決まるわけではありませんが、ご自身でもチェックしていただける簡単な指標ですので、ご紹介します。日本人ですと、お鼻の先と顎の先をつないだ線を基準として、上下の唇が線から±1〜2mmの位置にあるとバランスがよく、横顔が美しいと評価されます。

 

(2) 歯茎の見え方が綺麗に整っている

思いっきり笑ったら、上の歯ぐきはもちろん見えます。そうではなく、にっこりと口角をあげて感じの良い笑顔を作った時に、歯ぐきがたくさん見えていませんか?この状態をガミースマイルといいます。歯ぐきの見える量が多いからと言って、必ずしも治療対象になるわけではありません。その人のキャラクターによっては明朗な印象を与える1要因になっていることもあるでしょう。1つの指標として、思いっきり笑ったら歯ぐきはのぞくけれど、感じの良い笑顔の時は、奥歯までずっと歯ぐきがのぞくことはなく、ちょうど歯と歯ぐきの境目当たりに上唇が位置するとしています

逆に、お話をする時にまったく歯が見えないのも、さみしい印象を与えます。お口をリラックスさせて、ぽかんと開いた時には2.0-3.5mmほど歯がのぞいているのがいいと言われています。

 

(3) 上の歯並びやがsmile lineに沿っている

笑顔をつくったときに下唇の上縁が描くラインをsmile lineと言います。上の前歯6本の先端をつないだラインがsmile lineと相似形であるほど審美的であると言われています。

 

(4) 正中(お顔の真ん中と前歯の真ん中)のラインが一致している

上下の前歯のまん中がぴったり一致していて、さらにお顔の真ん中のラインと一致していると審美的です。鼻梁がまっすぐでない方も左右で目の高さや耳の高さが違う方もいらっしゃいます。お顔だちのお写真やレントゲン写真などの資料を総合的にみて、どこを真ん中とするのか決めていきます。

咬み合わせとは、単に並びのよしあしを言うのではなく、上顎と下顎の歯同士がどのような状態で接触しているか、を意味します。咬み合わせがよくないと感じやすい問題としては、以下のことが挙げられます。

「食べ物がかみづらい」「噛み合わせが安定しない」「歯ぎしりをよくする」「発音がしづらい」「歯がすり減っている」「顎を前後左右にスムーズに動かしづらい」「顎が痛んだり、音がする」

このような症状がある方に対して当院では下記のような改善を施す治療を行います。

 

顎の違和感や痛みを感じない

上下の歯の咬み合わせが整っていないと、歯の出っぱっているところ同士がぶつかって、歯がすり減ってしまったり、咬む位置が定まらずに歯ぎしりをしてしまったりする原因になりやすいのです。寝ている間に無意識に出る咬み力は想像するよりもずいぶんと大きいもの。その力が加わることで、顎の関節に不調和が出ることがあります。食事のときに顎がガクガクいったり、痛みが出たりすることなく、開け閉めがスムースに行えるようお口の中の環境を整えてあげましょう。もちろん咬み合わせがよくなれば、顎関節の症状が完全に消えるわけではありません。顎関節症状の原因は多岐にわたります。それでも、ひとつ原因である咬み合わせを改善することで、顎関節の不調和を起こしにくくし、うまくつき合っていけるように矯正治療で手助けをすることはできます。

 

犬歯の咬み位置が適切である

犬歯は糸切り歯とも呼ばれる、前から数えて3つ目の歯です。この歯の咬み位置は、咬み合わせを判断する上でとても重要です。上の3つ目の歯が、下の3つ目と4つ目の歯の間におさまるように位置していれば、少なくとも前後的な位置はよいと言えます。

 

咬んだときに上下の歯がしっかり咬み合っている

上横からお口の中を見て、凸と凹がうまく組み合わさるように咬んでいることを目指します。咬んだ時に歯同士が接触するポイントが複数確保できることで、咬んだ力をうまく配分して、支えることができます。また、効率よくかみ砕いたり、すり潰したりすることがしやすい咬み合わせです。

 

お口の中を正面から見たとき、上下の歯のかぶり方が適切である

上下の歯の被さり方をチェックしてみましょう。写真の方のように、下の前歯が見えないと、咬み合わせが深いと判断します。咬み合わせが深いと、下の前歯が上顎の歯ぐきに刺さり込んでしまったり、下の前歯に凸凹ができやすかったり、下の顎の動きを上顎が抱え込んで制限してしまうことで、顎関節の症状を生じたりします。適切な量としては、2.0-3.0mmです。

 

お口の中を横からみたとき、上下の歯の前後関係が適切である

上の前歯の出っ張り度をチェックしてみましょう。上の前歯よりも下の前歯が前に位置している方は、受け口傾向があるとみなします。逆に、写真の方のように上の前歯が下の前歯よりも大きく前に突出していると、出っ歯傾向があると判断します。上の歯が下の歯よりも、2.0-3.0mm前に位置しているのが適切であると言われています。

もちろん、ございます!お口の周りの環境も大事ですし、また気をつけるべき点もあります。以下でご紹介いたします。

お口周りの筋肉バランスも大切です

筋肉や唇、舌といった軟組織と歯や骨といった硬組織の調和がとれていることが、矯正治療後の後戻りリスクを減らすにはとても重要です。
お口周りの筋肉とは?たとえば、お口の周りをぐるっと取り囲んでいる筋肉は口を閉じるときに使います。また、分かりやすくチェックできる箇所としては、お口を閉じた時に顎に梅干しのようなしわができていませんか?出っ歯だと、リラックスしたまま唇を閉じることが難しく、力を入れて閉じようとするため、あごがキュッと緊張してしまうのです。前に傾き強く飛び出している歯を覆わなければならないのですから当然です。

 

意外な落とし穴!機能面の調和には癖も多いに関係しています

とくにチェックすべきは舌癖です。ごくんとつばを飲み込むときに舌がどこを触っていますか?上下の歯の裏側を強く押してはいませんか?つばを飲み込むときは、舌はぐっと上顎へ押し付けるように、持ち上がっているのが正解です。舌は筋肉でできています。私たちは一日に何度もつばを飲み込む動作をしますが、毎回舌でぐいぐいと押していると、歯が前へと傾いてしきやすいのは想像に難くないでしょう。
子供のころであれば、矯正の装置を使うことで、舌の位置を改善することができます。大人になってもこの癖が残っている場合は、なかなか癖を0にすることは難しいです。歯に舌の力が加わりすぎないようにする装置を、とくに寝ている間、使用を続けていただくことをおすすめします。

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