渋谷の矯正歯科|渋谷歯科

よくある質問

毎回の調整で行なっていること

矯正治療の調整について

多くの矯正歯科では、お子様・大人の方によらず、装置を使用している間の来院時に、調節料のご負担をいただきます。この費用はどの医院でもだいたい同じです。なかには、裏側の矯正治療の場合、少し加算された費用を設定している医院もあります。

この調節料で行っていることはどんなこと?つまり、毎回の調節では何をするの?について、お話しさせていただこうと思います。

 

お子様の場合(乳歯と永久歯が混ざっている時期)

1. 装置はお口に合ったもの?

お子様のお口の中は、変化がたくさん。歯の生え変わりだけでなく、成長に合わせて、歯が生えている土台の大きさも大きくなっていきます。幅も奥行きも増えていきます。
足が成長してくと、靴が窮屈に感じますよね。無理をしてはいていると、痛みが出たり、歯の生え変わりを邪魔してしまったり、成長によからぬ影響を与えてしまうことも。。

お子様の「今」の状態にぴったりと合った上で、効果的に成長を誘導できる装置でなくてはなりません。

・歯が生え変わって装置に当たってきそうなところ、歯がゆれて装置の着脱時に当たりそうなところは、あらかじめ形を変えておく必要があります。

・形が合わなくなったところは、合わせ直しが必要です。

 

2. 装置をリニューアルする必要は? 

お子様の治療でしたいことは、「成長が進んでほしい道から外れそうになっていたら、道を訂正し、正しい道にのってくることができるよう誘導してあげること」。達成したいポイントが複数あることもしばしばです。

たとえば、土台の幅を増やしたい&咬み合わせが深いことを改善したい、舌のくせをとりたい&顎の成長方向を誘導したい…。
装置を使い始めて、効果は思うようにでているか?そろそろ他の装置に変えるタイミング?お子様の成長に合わせて、時期を見極めてコントロールしていくことが大切です。

・成長の方向・装置の効果を確認するためにお顔立ちやお口の中の写真、レントゲン撮影を行います。

・装置をリニューアルするための歯型や咬み合わせを取ります。

 

2. 成長による変化を経過観察していきます!

歯の生え変わりは順調か?歯の向きや位置は正しいか?上顎・下顎の成長量や方向はどうか?
成長をしっかりと追っていくことで、次の一手に適切なタイミングを逃しません。

・成長の方向・歯の生え変わりを確認するためにレントゲン撮影を行います。

・必要に応じて、歯の生え変わりの誘導を行います。乳歯を計画的に抜くことも。

 

2. 永久歯を虫歯から守りましょう!

永久歯への生え変わりが始まる6歳ころは、小学校に上がり、お子様ご自身で歯みがきをする機会が増え始める時期です。とくに、6歳臼歯とよばれる奥歯は、咬む面がしわくちゃで、とにかく磨き残しをしやすいところ。虫歯を作ってしまう前に、しわくちゃの溝を埋めるシーラントという処置をおすすめしたり、歯みがき指導のお時間をいただいたりします。

・シーラント処置や歯みがき指導のお声がけ。

・合った歯ブラシや歯磨き粉の選び方をお伝えします。

 

大人の場合(永久歯に生え変わった後)

1. 装置をつけて矯正治療スタート

必要な箇所から装置をつけていきます。装置を始めてつけたあとは、歯みがきの仕方やみなさん心配される痛みについてお話をしたり、食べ方の工夫をお話ししたりと盛りだくさん。ご自宅に帰られてからも見直せるように、説明用紙をお渡しさせていただきます。

(1) 装置をつけて、いざ治療スタート!

(2) 装置装着後に起こりうるもろもろをお伝えさせていただきます。

(3) 必要な箇所に装置を順次増やしていきます。

(4) 必要に応じて、装置のつけ直しも行います。

 

2. ワイヤーを適切なものへと変更していきます!

歯ひとつひとつに付けられた装置を「車両」、ワイヤーを「線路」と例えると分かりやすいです。矯正治療は、車両を線路の上を滑らせることによって動かしていく治療。線路にあたる、ワイヤーを治療ステージに合わせて細かく調節していきます。

・ワイヤーの太さ・固さ・形を変化させていきます。

・毎回の細やかな調節がとても重要です。

 

3. 歯の動かし方を工夫して並べていきます!

ワイヤーでしっかり「線路」を作ったら、車両にあたる歯を滑らせる方法を工夫します。

・歯の位置や捻れを改善し、まっすぐに並べていきます。

・でこぼこをほどいていきます。

・隙間の閉鎖を進めていきながら、奥歯の噛み合わせを整えていきます。

 

4. 装置周りをキレイに!

来院時には、ご自身で取りきれなかった装置周りの汚れも清掃します。1ヶ月の汚れをすっきりと洗い流して、新たな1ヶ月を気持ちよくスタートさせましょう。

来院時に残ってしまっている汚れは落とすことができますが、日々の清掃のコツを掴んでいただくことが何より大切です。

・装置周りの汚れを落とします。

・清掃方法は適切か?補助道具があった方がよい?お話ししながら必要なものをおすすめさせていただきます。

 

矯正治療の調整のまとめ

上記で説明したことを、来院時に行って、治療を進めていきます。
大人の方であれば、歯を効率よく動かし、お口の中にトラブルなく過ごしていただくために、3〜5週間に1回ご来院いただきます。

お子様の場合は、装置の使い始めや生え変わりの盛んな時期は月に1回ご来院いただきます。装置に慣れて、ご自宅での管理ができるようになったら、2〜3ヶ月に1回に。また、生え変わりを待ったり、経過観察したりする時期として、まとまった期間あけることもあります。

お口の中の状況や成長の時期、装置の使用状況、装置の種類によって、治療スケジュールはさまざまです。患者様ひとりひとりに合わせてオーダーメイドの治療を行っていきます。

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