渋谷の矯正歯科|渋谷歯科

よくある質問

大人で始める歯の矯正、安全な方法と費用のまとめ

○大人になってからでも間に合うの?

子供の頃は興味がなかった、若いときは費用を工面するのが難しかった、でも、今からでも間に合うならば綺麗にしたい、第一印象を良くしたい、というご相談をよく受けます。大人になってからでも遅くない矯正治療の方法をお伝えします。

○大人だから始める矯正治療

○大人だから始めたいその理由をいくつかご紹介させていただきます。

①え、そうなの!?下がった歯ぐきは元には戻らない

鏡でご自身のお口の中をチェックしてみましょう。でこぼこがあるところ、八重歯のところ、以前よりも歯が長くなってきたように感じませんか?歯ぐきのラインが上へ下へとガタガタしていませんか?ドキッとされた方も多いはず。

これは、歯が伸びているわけではありません。実は、歯ぐきがやせて下がってきていることが原因です。でこぼこしているところや八重歯になっているところは、歯が歯を支えている骨の真ん中に位置せず、外側や内側に偏って位置しています。そのため、歯ぐきや骨の表面がでこぼこしており、とても磨きづらいところ。とくに外側に出っぱっているところは、歯みがきの圧が強くかかりやすく、歯ぐきがやせてしまいやすいのです。

一度下がった歯ぐきは元には戻りません。それだけではなく、歯ぐきがやせてしまうと知覚過敏を生じやすくなることも。そうなる前に、歯ならびを整え、歯をしっかり骨の中へしまいこんでおきましょう。なり始めている方も、さらなる悪化を防ぐチャンスかもしれません。これを機会にご自身のお口のなかと向き合ってみてはいかがでしょうか。

②歯周病との戦い

大人になってくると誰しもが抱えるお口の問題。そう歯周病です。程度の差こそあれ、罹っていない方はいないといっても過言ではありません。歯ブラシを当てにくい、汚れを溜め込みやすいところから、歯周病は知らない間に進行していきます。

私は大丈夫と思っていると、気づいた時には、歯がぐらぐらと揺れてしまったり、歯ぐきから出血しやすくなったりしていることも。歯が揺れてくるのは、歯周病菌は歯を支える骨を溶かしていってしまうから。そして、一度とけて減ってしまった骨は元には戻りません。そうなる前に、歯周病になりにくいお口の状態に整えておきたいですね。

 

③加齢変化との戦い

歯周病が進行して骨がとけてしまうのとは別に、経年変化で骨は少しずつ嵩を減らしてゆきます。そうすると、土台がぬかるんだようになっていますから、咬んだときに力をうけて歯が揺れやすくなります。それに合わせて歯ならびの不調和や咬み合わせのゆがみが大きくなりやすいのです。

そうなる前に、歯の凸と凹が咬み合って、上下で組み合っているような咬み合わせ、隣同士の歯がぴったりと当たっている歯ならびに整えておきましょう。大人の矯正治療は、先々のお口のなかへの予防・投資ともいえます。

○大人だから気をつけなくてはならないこと

①子供のように骨の大きさは変わらない

大人の方は歯を支える骨、土台の大きさがもう決まっています。Vの字に尖っていた形をUの字に近づけていくように、少しずつ形を整えていくことはできますが、大きく広げることはもうできません。なので、もっている土台に対して、もっている歯をどう並べていくかを考えていくわけです。

もっている歯の大きさももちろん変わりませんから、土台に適切に並びきれないと判断された場合は、歯の本数を減らして、要は抜歯をして、並べる方針を提案されることもあります。

 

②すべてが健康な歯ですか?

永久歯は何本残っていますか?そのなかで治療を受けていない健康なままの歯は何本ありますか?大人になればなるほど、ご自身の歯を使っている期間が長くなります。

使っている過程で、むし歯になって、詰めものをしたり被せものをしたり、歯を失ってしまって、ブリッジという被せものをしたりインプラントをいれたり、と治療を受けたところが増えてきます。これらの治療によって、矯正治療の方針もすべてが健康な歯でそろっている時に比べて、やや制限をうけることがあります。

 

③後戻りとの戦い

先ほどお話させていただいた通り、大人の歯を支えている骨はやや嵩が減ってきているもの。咬む力をうけて、歯は揺れやすく、ずれやすくなっていますので、矯正治療後の咬み合わせ・歯ならびの維持には、後戻り防止の装置が重要になってきます。せっかく矯正治療で整えたのでしたら、生涯そのお口のなかをキープしたいですよね.

○大人だからできること

矯正治療は子供のときにしておくものでしょう?いまさらできるの?遅くない?みなさんこうおっしゃいます。意外と知られていないのですが、大人だからこそできることもあるのです。

①材料はきまっているからこそ、ゴールが見据えやすい!

決まった土台の上に、どう歯を並べるのかを考えるのが大人の矯正治療です。歯を支える骨の大きさも歯の本数も大きさも、すべて材料は決まっています。子供のように「成長」という不確定要素がないわけです。だからこそ難しい場面もあるわけですが、裏を返せば材料はすべてそろっているわけです。材料が決まっているからこそ、ゴールが見据えやすい!と言えます。

 

②歯科矯正用アンカースクリューが使えます

矯正治療では、歯をどちらにどのくらい動かすのか、その計画によっては、オプションとしてヘッドギアと呼ばれる装置を使用することがあります。ヘッドギアだけではなく、他にも色々とあるのですが、奥歯の位置のやり取りによく使用される装置なので、矯正治療について検索されたことのある方のなかには目にされたことのある方もいらっしゃるでしょう。

効果的な装置なのですが、自宅で、主に寝ている間を中心に使用していただく装置なので、効果が患者様の協力度や生活リズムによるところが大きい装置でもあります。とくに大人の方は睡眠時間が十分にとれず、使用しようという気持ちはあるものの、十分に使用できないということも多く見受けられました。そこで、現在では、ヘッドギアの代わりに使用する装置のひとつとして、歯科矯正用アンカースクリューという小さいネジのような装置を使用させていただくことがあります。

もちろん、「ヘッドギアの効果=歯科矯正用アンカースクリューの効果」ではありません。代わりができるときは使用できる、ということです。このネジのような装置は骨に埋入するもので、24時間継続した効果が見込めるため、治療の結果が患者様の協度によるということがなくなります。ただし、骨が旺盛な成長をみせている時期には、使用することができませんので、大人だから使用できる装置といえるでしょう。

○大人の矯正治療はどのくらいの期間や費用が必要?

それでは、最後にかかる期間と費用についてです。

①期間はどのくらい?

お口のなかの状況によって、難易度が異なります。難易度によって、かかる期間は前後しますが、大まかにお伝えしておきましょう。期間も治療を始めるか見送るか、頭を悩ます種になると思うのです。転勤や留学、妊娠の希望、結婚式の時期など色々ありますよね。歯を抜かずに治療が可能な場合、1年半〜2年歯を抜いて治療を行う場合、2年半〜3年を予定していてくださると、大きく外れて困ることはないと思います。

補足になりますが、矯正治療中に妊娠・出産は可能です。多くの成人女性の方が経験してらっしゃいます。ただ、抜歯が済む前に妊娠が分かったときは、麻酔・お薬の問題がありますので、時期をずらして矯正治療を開始されることが多いです。また、結婚式の予定ができたとき!矯正装置は一時外して、お式が終わってから再装着することもできます。ご予定がわかりましたら、早めに担当医にご相談くださいね。

 

②いくらくらい用意しておけば大丈夫?

「矯正治療費はクルマ1台分くらいかかるのでしょう?」この例え、よく耳にしませんか?大人の矯正治療は、装置の種類を選ぶことができます。どの方もどの装置でも適応なわけではありませんが、表側に装置のつく唇側矯正、裏側に装置のつく舌側矯正、透明のマウスピース型の装置を使用するマウスピース型矯正装置があります。どの装置を使用するかによって、費用は前後します。一般的には、唇側矯正が一番リーズナブルで、舌側矯正やマウスピース型矯正装置はやや割高になることが多いです。

費用は、相談料、精密検査料、装置料、調節料、保定装置料、観察料、場合によっては歯科矯正用アンカースクリュー料で構成されています。これらすべてを含めて、大まかに、歯を抜かずに治療が可能な場合、85万〜150万円(税別)歯を抜いて治療を行う場合、95万〜155万円(税別)ご用意いただけるとよろしいかと思います。もちろん、分割でのお支払いも可能な場合が多いですので、ご相談の際におたずねください。

 

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